ルーパス「とゆーわけで!」 キャンサー「とゆーわけで?」 ルーパスの家へとやってきたキャンサー。 二人はさっそく次の行動に移るようだ。 ルーパス「さっそく出発するよ!準備はいいかい?」 キャンサー「大丈夫だけれど…どこに向かうの?」 ルーパス「この森の出口は雪解け水で滝ができている。その下で…」 キャンサー「おひるごはん!」 ルーパス「ち、違う違う。フェニックス君と待ち合わせしてるんだ。」 キャンサー「…あ、なるほど。」
フェニックスという少年はこの二人の友達。 ルーパスはフェニックスと大会に出場するべく、ともに会場へ向かう約束をしていたようだ。
キャンサー「…でもなんでそんなところで?」 ルーパス「ほらフェニックス君って火山に住んでるじゃない? この森は彼には寒いんじゃないかと思ってね。」 キャンサー「あー。」 キャンサー「…むしろ水辺のほうが苦手なんじゃないかな。フェニックスっていうくらいだし。」 ルーパス「…あー、しまった。」 キャンサー「…急いだほうがいいかもね。待たせてしまっているかも。」 ルーパス「それはまずいね。また怒られちゃうなー。」 キャンサー「…まさか、ルーパスくん、また一方的に約束を決めつけてきちゃったんじゃ…。」 ルーパス「テヘヘ。」 キャンサー「テヘヘ、じゃなーい…! …もう!」 そんなこんなで、ツリーハウスから降り、森の出口を目指す二人であった。 |