Story 8

 

ルーパス「とゆーわけで!」

キャンサー「とゆーわけで?」

ルーパスの家へとやってきたキャンサー。

二人はさっそく次の行動に移るようだ。

ルーパス「さっそく出発するよ!準備はいいかい?」

キャンサー「大丈夫だけれど…どこに向かうの?」

ルーパス「この森の出口は雪解け水で滝ができている。その下で…」

キャンサー「おひるごはん!」

ルーパス「ち、違う違う。フェニックス君と待ち合わせしてるんだ。」

キャンサー「…あ、なるほど。」

 

フェニックスという少年はこの二人の友達。

ルーパスはフェニックスと大会に出場するべく、ともに会場へ向かう約束をしていたようだ。

 

キャンサー「…でもなんでそんなところで?」

ルーパス「ほらフェニックス君って火山に住んでるじゃない? この森は彼には寒いんじゃないかと思ってね。」

キャンサー「あー。」

キャンサー「…むしろ水辺のほうが苦手なんじゃないかな。フェニックスっていうくらいだし。」

ルーパス「…あー、しまった。」

キャンサー「…急いだほうがいいかもね。待たせてしまっているかも。」

ルーパス「それはまずいね。また怒られちゃうなー。」

キャンサー「…まさか、ルーパスくん、また一方的に約束を決めつけてきちゃったんじゃ…。」

ルーパス「テヘヘ。」

キャンサー「テヘヘ、じゃなーい…! …もう!」

そんなこんなで、ツリーハウスから降り、森の出口を目指す二人であった。

 

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