正男作りにおいてワンランク上の作品を目指すのなら、自前の画像を用意して個性を出すのが定石。
てなわけで、正男に用いる画像を作る方法をアドバイスも交えて解説します。
パターン画像 の作り方 | プレイヤーキャラ の画像改造 | マップチップ画像 の解説 |
マップチップ画像の解説 |
背景レイヤーとマップチップ画像FX版以降の正男には「背景レイヤー」というものがあります。 これを活用すると… そして、この背景レイヤーに表示される画像を「マップチップ画像」と呼びます。 作品の見栄えをよくする、背景レイヤー。 |
マップチップ画像の基本背景レイヤーに使用されるデフォルトのマップチップ画像はこんな感じ。 何やら数字がいっぱいかかれていたり、一部だけ絵になっていたりしますね。 さてこのマップチップ画像、32×32で区切られているところなどはパターン画像と似ています。 それは、マップチップ画像は全て「ただの画像」だということ。 まさおメーカーで亀を設置すればそこに敵キャラの亀が現れるし、 しかし、背景レイヤーのマップチップは、あくまで背景。 水やはしごの画像がありますが、この画像を設置しても水やはしごの機能は全く働きません。 なので、もともと絵があるところも無視して別の絵に描き換えてしまっても問題ありません。 追記:他の方に指摘いただいたのですが、背景レイヤー使用時に「上にハシゴが出る?ブロック」から出現するハシゴは、パターン画像ではなくマップチップの5番目の画像を用いるようです。(クリア条件が脱出ハシゴでない場合のみ) |
背景レイヤーを使用するには?スーパー正男で背景レイヤーを使用するには設定が必要です。 あるいはソースコードの さて、ここで注意しなければならない点があります。 水に関しては「詳細設定」の「文字・色・グラフィック」で「水の表示」の項目をいじれば表示できます。 見えなくなった坂やはしごに、下から画像をあてがう感じです。 また、緑色のブロックも透明になるので、床や壁に複数種類のパターンを用意して設置することもできます。 |
マップチップ画像の作り方作り方は簡単。 一番左上の1ブロック分(32×32)には何も描かず空けておきましょう。 その他の注意点として、32×32の範囲をはみ出したりしないように気を付けるのはパターン画像と同様です。 また、画像のサイズに制限があり、横に16ブロック分(512px)、縦に16ブロック分(512px)です。 デフォルト画像の数字を見てわかるとおり、全部で254ブロック分描くことができます。 パターン画像同様に透過することもできますが、場合によってはしないで済むこともあります。 筆者が画像を作る際は、あらかじめ別の場所で32×32の画像を描き、 |
背景レイヤーで何ができるの?背景レイヤーの作り方はわかったけど、結局何をすることができるの?ということで、 これいいなと思ったらぜひ取り入れてみよう! ・床や壁の描き分け ・小道具や大道具、自然物などの装飾 ・ギミックの視覚的な補助 詳しくはまたの機会に解説しようと思います。また無計画に予告していくやつ ここからは、筆者が過去に制作したマップチップ画像とそれを用いたゲーム画面をいくつか紹介します。
|
さいごにパターン画像だけでも十分いろいろ表現できるとは思いますが、背景レイヤーを取り入れるとさらに自由度が広がります。 画像の種類をたくさん用意できるのが背景レイヤーの強みですね。 今回の解説は本当に入門編というところですが、何か参考になれば幸いです。 |
本記事は「年越しカレンダー2020-2021」に参加しました。 |